区切りのある人生。
できれば生活のために働くのは、五十歳で終わりにしたい。社会への義務も、家庭への責任も、ぜんぶはたし終えた自由の身として五十歳を迎えたいのだ。
林住期 五木寛之
子供の時を思い起こすと、一定の期間を過ぎると区切れます。
幼稚園、小学生、高校生、大学生。時間が経てば強制的に区切られる生活から、一生続く労働者生活。最低65歳まで働くと考えると辛い気持ちになりました。
この本を読んで、かなり心が軽くなったような気がしました。
とりあえず、五十歳になったらリセットする。
そのために今の40代があると思えば、少しは人生を受け入れられる気持ちになりました。あと9年、9年だけ頑張ればよいのだと思えば、24年と考えるよりとても楽になりました。
この本の中で好きなフレーズが
一人の友と、
一冊の本と、
一つの思い出があれば、それでいい。
でした。
沁みるなぁ。